帰ろう。帰ろう。

いつもお世話になっております。
もうすぐ2013年も終わりですね。
2014年には34歳になります。
文月しのぶです。

もう時効の話。

人生、
長く生きておりますと、
死んだ親父と話をする機会もありまして。
「30歳までは夢を追って良いと約束したはずだ。
 おまえももうすぐ30歳だ。
 芸能人崩れみたいなことはとっとと辞めろ」
確かに。
小学生の頃から趣味で作曲をしてきて、
でも目立ったこともなく。
どんづまりな私でした。



「あの日に帰ろう」とか、
恋とか、夢とか、お約束のネタの曲ばっかりかいたり。
「キミ」と書けばいいのに「あなた」とか。
単なるストレスの捌け口で曲をかいたり。
曲の1番で愛して、2番で別れて、3番で
「次はがんばるぞ」とかお決まりのパターンだったり。

そういう、
「飾りだけの言葉の羅列」はするまい!
と思っても、結局やってるのよね。
本当に表現したい部分はきっと違うのよね。
どこかで「いいひと」だと思われたいんだよね。
親父はいいよな。
定年迎える前にぽっくりいっちゃって。
公務員だから遺族年金でお袋の新居が買えて、
「親父はいいひとだったな」とか思われてるし。
その分、
こっちは一族の遺産相続とか難題も残されてて、
生きてる俺たちの身にもなれよ、と。
こっちはまだまだ戦いが続くんだわ。と。


捌け口で曲をかいてるから、
救いのない曲ばっかり書きすぎだぞ、
と、
あの人に
指摘をされたりもしたわね。
いい歳して、こんな自慰行為を続けてて
世間から見たら、
特に、
親父から見たら、
俺は「ただの甘ったれ」よね。


でもね。
俺は親父と決定的に違うことがあるの。
それはね、
生きてるの。

だから、
俺の電車は続いていくよ。
30過ぎてもしぶとくやるよ。
期待しないでみてよ。




↓↓という曲。
http://www.youtube.com/watch?v=CtqzadMOuqw

以上にて宜しくお願いいたします。