レトロゲームカルタ#012
いつもお世話になっております。
挑戦を続けている文月しのぶです。
そんなこんな、
今日のはみこんカルタは「し」についてお伝えいたします。
たけしの挑戦状というゲームをご存知でしょうか。
ビートたけし氏が大学ノートにアイデアをびっしり書き、
新宿のホテルに缶詰め状態になってみっちり話し合い
製作されたと言われている伝説のク●ゲー。
普通にプレイを開始すると、横スクロールアクション。
……ただ、
そもそもなにが目的のゲームなのかわからない。
故に、なにが最終目的なのかがわからない。
ラスボスを倒すの?……ラスボスなんていません。
姫を助けるの?……姫なんて出てきません。
どこへ行けば良いの?……島。
この最終目的に気づくことこそが、
「挑戦状」を攻略する第一歩。
ここからはいきなりラストのネタばらしになりますが、
ビートたけし氏はエンディングで
「こんなゲームにマジになっちゃってどうするの」
と呟いておられ、、、まさにこれが「挑戦状」の答。
プレイヤーが操作する主人公は、とあるサラリーマン。
彼はゲームの中ではプレイヤーの分身として動くわけで。
「こんなゲームにマジになっちゃってどうするの」
つまり、ゲームの中なのだから
現実ではできないことをしろ、ということ。
スナックで焼酎を5杯呑んで酔いつぶれる。
妻と離婚。
会社へ辞表を提出。
ヤクザとケンカ。
宝の地図をくれる老人を始末。
宝の地図を日光にさらして一時間放置。
などなど。
このゲームの中では、
とにかく現実ではできないであろうことをやると
先へ進むことができるという。
今も、
伝説のゲームとして語り継がれている所以が
ここにある。
以上にて宜しくお願い致します。
※このブログははみこんカルタ by 文月しのぶの転載記事です。